椎名軽穂氏の人気漫画「君に届け」がドラマ化され、女優南沙良(20)と俳優鈴鹿央士(22)が出演することが7日、発表された。テレビ東京とNetflixの共同制作によるドラマシリーズ「君に届け」として、来年3月からNetflixでの全世界独占配信を予定している。

原作は、2006年から2017年まで「別冊マーガレット」(集英社)で連載され、第32回講談社漫画賞(少女部門)を受賞。高校生のリアルで甘酸っぱい恋愛模様が人気となり、アニメ化・実写映画化・ゲーム化などに広がった。ドラマ版では、南が長い黒髪と青白い肌のため周囲から“貞子”と呼ばれクラスメートになじめずにいる黒沼爽子、鈴鹿は、爽子とは対照的に明るい性格で男女問わず好かれているクラスの人気者・風早翔太を演じる。

南は「元々原作を読ませていただいていたので、お話を聞いたときは率直に驚きとうれしいが同時に込み上げ何とも不思議な感じだったのを覚えています。気持ちが落ち着いてからは、映画化されていることもあって正直、少し不安もありました」と本音を明かしながら「爽子ちゃんを演じるにあたっては、原作を何度も読み返しながら、できる限り原作に忠実に臨みました。爽子ちゃんの真っすぐ想いに私自身も動かされることが何度もあったので、観ていただける方にも、爽子ちゃんの想いが届けば良いなと思っています。この作品は、いろんな形の優しさであふれていて、当たり前にあるものの大切さを改めて実感できる作品になっていると思います。たくさんの方に、この作品の想いが届きますように。楽しみにしていただけたらうれしいです」と意欲を見せている。

鈴鹿は「『君に届け』の作品は実写映画版を観ていたので、この作品の出演が決まった時はどうやって自分なりにアプローチしていこうかなど、たくさん悩むこともありましたが、原作の持つ力が背中を押してくれることを信じて、真っすぐ突き進んでいこうと思いました」とコメント。「風早くんを演じるにあたり彼の持つ“葛藤”や”空気感”を大切にしようと思いました。クランクインしてからすぐは、“爽やか”という言葉にとらわれてしまいましたが、監督と相談をしながら演じていくうちに、徐々に”風早翔太“になじんでいった気がします。また、クラスメートの皆さんにはいつも親身に寄り添って支えてくれて、助けられながら撮影していた記憶があり感謝しています。『君に届け』は、たくさんの方の想いがこもった作品だと思います。その想いを大切にし、そしてドラマ版『君に届け』を最高の作品にするために全員で向き合った作品です!是非、よろしくお願い致します」と話している。

原作ファンである2人は、人気急上昇中という共通点もある。南は昨年のTBS系日曜劇場「ドラゴン桜」出演で注目度がアップし、NHK大河ドラマ「鎌倉殿13人」などにも出演。公開中の映画「この子は邪悪」など主演作も増えている。鈴鹿も放送中のテレビ朝日系「六本木クラス」や映画「バイオレンスアクション」など、話題作への出演が続いており、旬の2人による胸キュンドラマとなる。

原作の椎名軽穂氏も「ドラマ化のお話をいただいて、南さんのやさしい雰囲気や、鈴鹿さんのあどけない笑顔を知って以来、きっとすてきなドラマになる!と、私もとても楽しみにしていました。まだ内緒にされている俳優さんたちもすてきな方々です。原作や映画を応援してくれた読者の方も、君に届けを知らなかった方も、このドラマを一緒に楽しんでもらえたらうれしいです!よろしくお願いします!」と、2人によるドラマ化に太鼓判を押している。

監督は、新城毅彦氏と菊地健雄氏。新城監督は「あすなろ白書」(1993年)や「イグアナの娘」(1996年)など、大ヒットドラマを世に送り出したほか、「僕の初恋をキミに捧ぐ」(2009年)や「潔く柔く」(2013年)などの少女漫画原作の恋愛映画を手がけたことから「胸キュン映画の巨匠」と呼ばれる監督の一人。菊地監督は「ディア-ディアー」(2015年)で長編デビューし、「ハローグッバイ」(2016年)「望郷」(2017年)両作品で第9回TAMA映画賞最優秀新進監督賞とおおさかシネマフェスティバル2018新人監督賞を受賞するなどしている実力派。