イタリアで開催されていた世界3大映画祭の1つ、第79回ベネチア国際映画祭の授賞式が10日夜(日本時間11日未明)開かれ、コンペティション部門の最高賞「金獅子賞」にローラ・ポイトラス監督の米ドキュメンタリー「オール・ザ・ビューティー・アンド・ザ・ブラッドシェッド」が選ばれた。

同作は、米国の写真家ナン・ゴールディンさんの半生と、薬物過剰摂取を巡る製薬会社への抗議活動を描く。金獅子賞は3年連続で女性監督に輝いた。日本の深田晃司監督「LOVE LIFE」は受賞しなかった。

また、古典の名作の修復版を上映するクラシック部門で鈴木清順監督作「殺しの烙印(らくいん)」(1967年)が「最優秀修復作品賞」を受賞した。

コンペ部門の他の主な受賞結果は次の通り(敬称略)。

▽銀獅子賞(審査員大賞)=「サントメール」(アリス・ディオップ監督)

▽銀獅子賞(監督賞)=ルカ・グァダニーノ監督(「ボーンズ・アンド・オール」)

▽女優賞=ケイト・ブランシェット(「タール」)

▽男優賞=コリン・ファレル(「イニシェリン島の精霊」)

▽脚本賞=マーティン・マクドナー(「同」)

▽審査員特別賞=「ノー・ベアーズ」(ジャファル・パナヒ監督)

▽新人俳優賞=テイラー・ラッセル(「ボーンズ・アンド・オール」)(共同)