女優奈緒(27)主演の日本テレビ系水曜ドラマ「ファーストペンギン!」(午後10時)の第1話が5日、放送され、平均世帯視聴率が8・9%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・9%だった。

同作は23歳で2歳の息子を育てながら全く知見のない漁業の世界へ飛び込み、魚などを市場を通さず、直接消費地へ販売するシステムなどを確立した坪内知佳氏の実話がモデル。ファーストペンギンとは、臆病なペンギンの群れの中で、最初に海に飛び込む勇気ある1羽を指した言葉で、奈緒がひょんなことから港の漁師たちのボスとなり、古き慣習を打ち破って改革を進める若きシングルマザー、岩崎和佳役を演じる。脚本は「白夜行」「天皇の料理番」など多数の人気ドラマを手がけてきた森下佳子氏が手がける。

第1話では、家なし、金なし、仕事なし-。人生崖っぷちのシングルマザー・岩崎和佳(奈緒)が、5歳の1人息子・進(石塚陸翔)を連れて、寂れた港町・汐ヶ崎に移り住んできた。地元のホテルで仲居として働いていたある日、漁師の片岡洋(堤真一)と出会う。彼は、幼なじみの磯田高志(吹越満)と山中篤(梶原善)と共に立ち上げた漁船団「さんし船団丸」の社長。漁師たちの高齢化が進み、漁獲量も減りゆくばかりの港の窮状を憂い、かつてのにぎわいを取り戻したいと思っていた片岡だったが、これといった打開策も見いだせぬまま、ひそかに危機感を募らせていた。

そんな中、地元漁協の組合長・杉浦久光(梅沢富美男)の古希を祝う宴会の場で、仲居として働く和佳の姿を偶然見かけた片岡は、彼女の機転と働きぶりに感心し、「浜の立て直し」を頼み込む。アジとサバの違いもわからない和佳は、未知なる“漁業の世界”に飛び込むことに尻込みするが…。