ベガパンクはジョブズだった!?『ONE PIECE』1067話でインターネット概念が登場

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ベガパンクはジョブズだった!?『ONE PIECE』1067話でインターネット概念が登場

『ONE PIECE』の世界における文明レベルには、さまざまな議論があるが、実は読者が考えていたよりもずっと高度だったのかもしれない。11月21日発売の『週刊少年ジャンプ』51号に掲載された最新話では、インターネットと思われる概念が登場した。

※『ワンピース』最新話の内容に触れています

第1067話『PUNK RECORDS』では、ついにDr.ベガパンクの「本体」とルフィたちが対面。ベガパンクは“ノミノミの実”の「脳ミソ人間」であり、知識を際限なく記憶できる能力があるのだが、その代わり脳ミソが物理的に肥大してしまうらしい。

しかし目の前のベガパンクは、空っぽの頭にリンゴを模した“蓋”をしているだけ。ベガパンクいわく、大きくなりすぎた脳ミソを「パンクレコーズ」という格納庫に移し、アンテナの念波を通じて通信しているのだという。

さらに彼は、世界中の人間をこの「パンクレコーズ」にアクセスさせ、全人類が知識を共有できるようにするという壮大な夢を告白するのだった──。

ここでベガパンクが語った「知識の海」構想は、世界中の誰もが同じ知識にアクセス可能で、相互的に知識をアップデートしていくという内容。その理念は、現実世界における「インターネット」の思想に通じるところがある。

ベガパンクの理念が示すもの

インターネットの歴史において、社会的な属性にとらわれず、誰もが自由にアクセスできるという理念はとても重要視されてきた。ジョン・ペリー・バーロウの「サイバースペース独立宣言」は、その代表的なものの1つと言えるだろう。

作者・尾田栄一郎がどこまで意図していたかは不明だが、ベガパンクがそんなインターネットの思想を匂わせていることはたしか。ネット上でも、《完全にインターネットの発想だ!》《ベガパンクがインターネットの考え方しててたまげた》《ベガパンクの脳みそ使う構想、まんまインターネットだわ》と驚きの声が上がっていた。

そんな文脈を踏まえると、ベガパンクの頭上にあるアンテナが“リンゴ”の形をしているのも、何やら意味深に見えてくる。元ネタの1つは天才科学者、アイザック・ニュートンかもしれないが、インターネットを席巻するスティーブ・ジョブズらが創業した“Apple社”もお馴染みリンゴをモチーフとした会社だ。

ともあれ、作中ではベガパンクと世界政府の関係が不穏なことも匂わされている印象。果たして彼は、知識の海を『ONE PIECE』世界に広められるのだろうか…。

文=Tら
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)

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