水谷豊が主演するテレビ朝日系ドラマ「相棒season21」(水曜午後9時)の第20話が8日に放送され、平均世帯視聴率が13・9%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は7・9%だった。

前回は世帯が13・2%、個人が7・6%だった。

名推理で事件の謎を解き明かす警視庁特命係の杉下右京係長(水谷豊)。切れモノ過ぎるゆえに上層部からにらまれ、閑職に追いやられた右京が、さまざまな事件解決に挑む人気シリーズ。寺脇康文演じる初代相棒の亀山薫が、約14年ぶりに“5代目相棒”として活躍する。

◆第20話のあらすじ

“13”を名乗る犯人から、「日本を再生不能にした戦犯を処刑する」というメッセージが、全国各地の“被害者”宅に一斉に届けられる事案が発生。13が言う「戦犯」とは、いずれも故人のことで、「処刑」は遺骨をたたきつぶすこと。被害者は遺骨を盗まれた遺族だった。

遺骨の盗難は、去年から断続的に起こっていたが、警視庁は事件の全容が不明瞭であるという理由から隠蔽(いんぺい)。その理由には、元警察庁長官官房室長(通称・官房長)・小野田公顕(岸部一徳)の遺骨が含まれていることも起因していた。

一連の経緯をふまえ、右京は小野田と因縁深い米沢守(六角精児)に協力を要請。さらに神戸尊(及川光博)が突然、特命係の右京と薫のもとにやってくる事態に。一方、私塾「ながとろ河童塾」塾長の葛葉宰三(渡辺いっけい)は、被害者遺族の真野正義(柴崎楓雅)ら塾生たちと、ある行動を起こしていた。